2006年07月27日

◆「大衆食堂 正広」/カレーラーメン

 新潟遠征四日目の一軒目。三条燕インターからクルマで10分くらいかな。街道沿いからちょっと入った所にある大型の食堂である。ラーメンのみならず丼物、そば、うどん、定食なども充実している。丼が古い割には建物は新しいから、比較的最近移転か改築したのかも。注文したのは「カレーラーメン(750円)」。11:10頃到着で、先客無し、後客1。
 「カレーラーメン」
 スープ全体にルウを溶かした感じのラーメンは、具材にブタコマ、ジャガイモ、ニンジンなどがあって、カレーライスのルウとラーメンのスープを合わせたような印象だ。蓮華の変わりにスプーンがついてくるあたり、余計にカレーライスっぽく見える(^_^;)。味わいは、ややスパイシーなピリ辛感がある。麺は細め。メニューの写真を見ると、おそらくノーマルのラーメン自体、燕三条の背脂太麺タイプとは異なり一般的な中華そばスタイルらしい。

 食べ終える頃に、冷たいおしぼりを出してくれたのは好印象。この暑い日にカレーラーメンの後だから、爽快さもひとしおと言ったところ。
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◆「御食事処 末廣」/カレー南バン

 新潟遠征四日目の二軒目。やや寂れた町並みから、更に奥に入った所にある街場の食堂。12時頃で客は私一人だったが、出前用の品はどんどん生産していた【笑】。「超らーめんナビ」のK氏速報によると、どうも70年だか昔からカレーラーメンを作っているとか。それがほんとなら、千葉や北海道より更に古い、現在確認されてる中では最古クラスのカレーラーメンとなるのかも。

 ここはカレーラーメンとカレー南バンがある。今日は素直にK氏のお薦めにしたがい「カレー南バン(780円)」を注文した。
 「カレー南バン」
 カレー南バンは、中華鍋にスープを入れ、ネギ、ブタコマ、玉葱などを煮込みつつカレー粉で風味を付けている。多分、片栗粉でとろみもつけているようで、出てきたスープは超熱々でしかも冷めない。なるほどね、そばやうどんの「カレー南蛮」に近い作り方だ。ちなみに「カレーラーメン」だと、通常の中華そばにカレールウをかけるらしい。

 味わいはスパイシーさと甘味があって、脂の感じは少ないが、こってりした印象になる。ネギが和風、玉ネギは洋風の演出になっているなあ。麺は中細の平縮れ麺。これがまたスープをどっさり持ち上げて来て、さすがに食べきるには時間がかかってしまった。途中から結構柔らかめになったがそれ自体はあまり気にならない。スープにトロミが強い場合、麺も一緒にトロトロで食べるのは嫌いではない。

 ただ、どういう訳か、麺がかなり短めだ。途中から、麺を食べているのか雲呑の皮の細切りを食べているのか判らなくなってしまった(^_^;)。
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◆「東京亭」/カレーラーメン

 新潟遠征四日目の三軒目。今回の遠征初日に食べた「大黒亭」と同じ商店街にあり、道を挟んで徒歩数分程度しか離れてなさそう。つうか、初日に「大黒亭」を探してこの店頭を何度も通ったわい【爆】。12:40頃到着で、後客3。

 注文は「カレーラーメン(800円)」でメニューにもそう書いてあるが、お店の人は「カレーそば」と呼んでいた。
 「カレーラーメン」
 これまでの二軒がスープそのものにカレーを完全に合わせてと異なり、通常の中華そばにカレールウをかけたタイプだ。このルウが明るい黄色で、またこってりしたコクをラーメンに加えている。麺は中細ストレート。ここまで三軒(大黒亭も含めると4軒)カレーラーメンの老舗を食べたが、杭州飯店に代表される燕三条背脂系とは全く違うタイプだ。背脂系とは別に、燕三条カレーラーメンも定義する必要があるのかも。

 食べ終えて、ちょっと話を聞いたら、ここの先代が東京は向島で中華料理を習って来たとか。「大黒亭」の先代も浅草で修行したと聞いたし、「燕三条カレーラーメンのルーツは東京にあり」とかだったら、ちょっと面白いかも。
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◆「杭州飯店」/中華そば、カレー中華

 新潟遠征四日目の四軒目。ここには6年ほど前に来訪して以来の再訪となる。今回のメイン目的は「カレーラーメン」だったが、やはりノーマルをもう一度食べてみたい。が、4杯目になるので連食は無謀かなと思っていたら全くの杞憂だった。

 若いお兄ちゃん達が仕切る中、「中華そば(700円)」を注文。速報を準備してたらあっという間に出てきた。この太麺が、こんなに早く茹で上がるとはびっくり。
「中華そば」
 たっぷりの背脂と玉ネギ、太い平打ち麺。当たり前ながら、典型的な燕三条スタイル。背脂でコッテリしながらスープ本体の煮干し風味が絶妙にマッチし、実に旨い。更に適度な柔らかさの麺は、すする喜び、噛む楽しみがあふれている。旨い。本当にうまい。ああ、まずノーマルを食べてほんとに良かった。あっという間に完食。

 続けて「カレー中華(850円)」も。と言うか、今回のメインエベントの一つである。
「カレー中華」
 見た感じでは、通常の中華そばにカレーライス用のルウに火を通して乗せた物で、スープ全体に溶け込ませてはいない。燕三条で四杯目のカレーラーメンになるが、これまで「燕三条型ラーメンをベースにしたカレーラーメン」は無かったなあ。実は、そういうタイプが出てくるんじゃないかと期待していたんだが、ここで初めて、期待通りのスタイルにお目にかかった。

 で、食べて見ると、この背脂のコクとカレーのスパイシーさが独特の旨さを出している。これまたうまいなあ。そして、繰り返しになるけどやはり麺が美味しい。腹はかなり一杯だけど、それでも美味しくてぐいぐいと食べ進める。

 ああ、ほんとに美味しかった。腹に空きがあればもう一杯中華そばを食べたいくらい。実際、店を出て帰京の為に高速のインターに向かいつつ、もう一回引き返して食べようかと思った程だ。次に来られるのはいつかなあ。
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2006年07月26日

◆「らーめんあおやま屯」/らーめん

 新潟遠征三日目の一軒目。11時の開店より15分ほど早く到着。超らーめんナビで既報の通り、移転して店名も「らーめんあおやま屯」に変わっている。時前情報で得ていた開店時間の筈の11時を過ぎても暖廉が上がらないので「もしかして移転と同時に営業時間も変わったか?」と思っていたら、店員が招き入れてくれた(^_^;)。暖廉を上げずに営業するのはまだいいが、出来れば店頭に営業時間と定休日の表記は欲しいなあ。

 券売機で「らーめん(680円)」の食券を購入。私が一号客で、その後3〜4人と言う所。今日から新作が始まるらしいが、まあ初回訪問なんでまずはノーマルを。鉄則でしょう。

「らーめん」
 ラーメンは、丼は武蔵そっくりだが、スープはとにかく海老の風味が強い。香り油だけではなく、ダシかタレにもしっかりと効かせているみたい。これはこれでなかなか美味しいが、海老のクセに敏感な人だとちょっときついかも。

 先行したK氏が「苦手」と評していた麺は、個人的には許容範囲内。ただ、もう少し太めにして、その分柔らかめにしたらもっと好みに近づいたかな。

 珍しいのは「ラーメン(680円)」に対して具材を少し削った「ラーメン(竹)(620円)」があった事。具体的にはチャーシュー一枚と半味玉を省いた物らしい。もしかしたら、食べ歩きにはこっちの方が向いていたかな。
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◆「丸木屋」/ラーメン

 新潟遠征三日目の二軒目。こちらの店は12:00開店だが、またもやちょっと早く到着。近くのコインパーキングにクルマを入れて店頭に来たら貼り紙があって、もっと近くに店の駐車場があるらしい(^_^;)。まあいいか。40分100円だし、それまでには食べ終わるだろう。だとしたら、今から出しても100円かかるのは変わらない。店頭のベンチで開店を待っていたら、店の目の前に路駐した客がさっさと店内に入ってしまった。私も後を追って入店し、ラーメン(500円)を注文。
「ラーメン」
 ラーメンは、スープを雪平鍋で温め、麺は一球ずつ茹でている。出てきたラーメンは塩かと思う、透明感のある色の薄い物。飲むと、ちょっとお酒を連想する甘さがある。麺は極細の縮れ。縮れてなければそうめんに近い形状だ。なるほどね、この麺だから一玉ずつ茹でていたのか。今は閉店した「箱崎だるま」で見たのと同じ手法だな。

 この麺がスープをよく絡めるので、決して濃厚なスープではないけど味わいに不足はない。食べているウチに、何となくデジャヴを感じる。そう言えば、大昔に食べた新潟の有名店「中華のカトウ」、すでにぼんやりした記憶しか無いが、食べた後の印象が何となく似ていたような気がする。いや、味とかじゃなく、ラーメン全体の雰囲気が……である
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◆「ばすきや」/らー麺

 新潟遠征三日目の三軒目。12:40頃到着で店に入ると、店内にはラーメンではなくカレーの香りが漂っている。それもその筈で、多くの客がカレーライスのセット、あるいは単品のカレーを食べている。お店はほぼ満員で繁盛してるなあ。そんな中私はもちろん「らー麺(609円)」を注文。何だか妙な端数がある値段だな。
「らー麺」
 ラーメンは、透明のさらっとした魚介が効いたスープにやや細めの縮れ麺。具材の盛りつけもていねいで、スープには雑味が無く、いろいろと丁寧に仕事をしてるんだろうなと感じた。ラーメン自体の印象は、「昔ながらの新潟市内の老舗で出す煮干しラーメンを、今風のセンスで設計しなおしたラーメン」と言う感じ。良心的なラーメンだと思った。

 店内書きによると、カレーもスパイスやら素材を自家調合して作るコダワリが記されている。次回があれば、カレーライスかカレーラーメンだなあ。
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◆「侍元」/ちゃっちゃ麺

 新潟遠征三日目の四軒目。これまた「超らーめんナビ」の速報を見て来店。私はさっさと小上がりに案内されたんで、速報に書かれていたフィギュアの内容までは確認できなかった【笑】。カウンターの前に、ずらりと何十体もの人形がケースに入っている。店全体の雰囲気が、何となくどことなく、同じ新潟県内の「侍」を連想するなあ。注文は、先行のK氏が「背脂系も気になるなあ」と書いていたので「ちゃっちゃ麺(600円)」を注文してみた。
「ちゃっちゃ麺」
 店内書きにもあったが、「ちゃっちゃ麺」は基本的には燕三条系のラーメンをベースにしている。背脂を細かく砕いているので全体的にねっとりした感じになっているかな。この背脂のパワーで、中太麺を食べさせる感じ。

 薬味にはタマネギのみじん切り。そういえば、タマネギは新潟ラーメンの大きな特徴だと思っていたし過去の遠征では何度もお目にかかっているが、今回食べた中では初めての登場だ。最近の店では、タマネギの採用が減ってきてるのかな。

 あとは、とにかくチャーシューの巨大さが印象に残った。直径がでかくて厚みもあり、さらにバラロールなので迫力もある。これを二枚も皿に載せて野菜とご飯とみそ汁を添えたら充分「チャーシュー定食」として通用しそう。味も良かったが、連食には大敵である(^_^;)。
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◆「ら〜めん屋コトブキ」/ゴマらーめん

 新潟遠征四日目の五軒目。「ゴマらーめん」が名物の店。入り口で靴を脱いであがり、席はすべて座敷だった。なかなか雰囲気のある男性(ご主人だろうか)が案内してくれる。「辛味を抜ける」ともあったが、折角だからノーマルの「ゴマらーめん(700円)」を注文。
「ゴマらーめん」
 不透明の赤みがあるスープで、トッピングには挽肉とコーン。ぱっと見は担々麺で、実際に味わいもピリ辛味があってこれまた担々麺風なんだが、その名の通りたっぷりとすり込んだ胡麻の香味と甘味が実によいコクになり、辛味との相乗効果でかなり美味しい。

 麺はやや太めの多加水もっちり麺。適度な歯ごたえとスープの持ち上げでこれも好み。この麺で「らーめんあおやま屯」を食べてみたいな。

 実は、今回はこの時点でかなり疲れていて、あまりこの店に来る事に気乗りがしてなかった。どうしても「担々麺もどきじゃないか」と言う思いがあったが、実際に食べてみると良い意味で逆に効果的だった。

 地方遠征に行くと、どうしても似たタイプのラーメンを連食する事になるので場合によっては飽きが来る事があるが、こういう独特の、しかも美味しいラーメンを間に挟むとかなり気分が復活するな。ここはこのタイミングで来てよかった。
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◆「がんこ屋 小新店」/がんこらーめん

 新潟遠征三日目の六軒目。3〜4年ぶりの再訪となる。山下店主がいらっしゃれば、あれこれ積もる話もあったんだけど、残念ながら姿は見えない。久々なのでノーマルにあたる「がんこらーめん(630円)」を注文。いつのまにか細麺と太麺がセレクトできるようになっていたので、今回は細麺で。
「がんこらーめん」
 やってきたラーメンは、かなり記憶と違った。いや、年単位で食べてないんでこっちの記憶違いかもしれないが、もっと乳化の進んだマイルドな味の印象だったが。思った以上にスープ本体はさらっとしていて、その分表面に浮いた油の直接的なこってり感がかなり強い。醤油の味わいもちょっと鋭く感じた。細麺は、一般的に言うと中細と言う感じ。最後まで歯ごたえを保って印象は良い。うーむ、今度来る事があったら別メニューも試してみたい。
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2006年07月25日

◆「らのばR」/らーめん

 店名の「のば」は「NOVA(新星)」にかけてあると言う。つまり「らーめんの新星」と言うニュアンスなのかな。いや、実は「NOVA」は、老いた恒星が寿命の最後に爆発して、明るく輝く現象なんだがな(^_^;)。

 話題店である本店「らのば」が休業中との情報があったので、支店であるこちらの優先度は今回トップクラスに高かった。で、この店は「水曜日休業・火曜日は19:30まで」と聞いていてそれに間に合うように19時少し前に到着したら、7月からは定休日がなくなり、更に火曜日も21時まで(スープ切れ閉店)に変更されていた。営業時間を伸ばしたのは、評判がいいからなのだろうか。

 店内は広く、木の薄い茶色と焦げ茶のコントラストが良い。若いスタッフの接客も丁寧で好印象。注文は「らーめん(600円)」。
「らーめん」
 見かけはオーソドックスなトンコツ醤油だが、魚介だしに使われたサンマの風味がハッキリ出ていて、それがユニークな味になっている。甘味と香りが一般的なカツオ節や煮干しとは結構違うな。

 サービス品なども多く、人気もありそう。新潟では一般的だが、家族連れなどにも対応できるテーブルや小上がりもきっちり準備している。

 ただ、本店について「営業してますか」と従業員に確認して「やってる筈です」と言われて言ってみたら閉まっていた。そのあたりは正確な情報を期待したい。
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◆「いっとうや」/らーめん

 「渡なべ@高田馬場に似たタイプ」と聞いて来店。20:20頃到着で、先客6、後客4。女性客が比較的多いかな。注文は「らーめん(580円)」。基本スープはこれ一本のようだ。

「らーめん」
 出てきたラーメンはトンコツ醤油。飲んでみると和風の味もするので、確かに広い意味では「渡なべ」と同じジャンルではあるけど「いっとうや」の味わいは柔らかく、スッキリとした優しい物だ。ガツンとパワフルな「渡なべ」とはだいぶ印象は違うな。

 特徴的なのは幅広いメンマ。写真の左側にあるのがそれだ。最初は「丸いのと四角いチャーシューが二枚とは珍しい」と思ってしまった(^_^;)。通常は縦に裂いて出すサク切りをそのまま切っているらしく「二本」ではなく「二枚」と数える方がふさわしい。幅は4cmくらいあるけどさっくりとかみ切れるので、食べる時にも邪魔にならず、歯ごたえを楽しめる。

 麺はもっちりした中太麺。新潟市内の老舗は細めの縮れ麺が多いが、新店はこういうタイプが多いのかな。個人的には好みだが、従来の細麺に慣れてる人たちはどういう感想を持つのか、ちょっと興味がある。

 私は連食なのでスープを残したが「スープを飲み干してももたれたり喉が渇いたりしないタイプ」だと思った。明るい接客も好印象だった。
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◆「なおじ」/こってりらーめん

 21時閉店と聞いていたので「いっとうや」の後に大急ぎで来店して20:40頃到着したら、閉店は深夜0時までになっていて、ちょっと拍子抜け。むろん下手に早じまいとかされてるよりはずっと有り難い。駐車場はほぼ満車。席も7割くらい埋まっていて人気が伺える。「魁龍」「極一」で見かけた店主はフロアで忙しく接客している。「あっさり」「こってり」「塩」、更に辛いメニューやつけ麺もあり迷ったが、和風トンコツが二軒続いたので目先を変えようと「こってりラーメン(600円)」にしてみた。

「こってりらーめん」
 昔風の雷文をあしらった丼に入って出てきたラーメンはスープ表面に背脂ぎっしりで、燕三条スタイルに近く見える。が、飲んでみるとスープ本体はあまり煮干しが出ず、どっちかと言うと動物系が味を支えてる感じ。そういう意味では、東京の「香月」系をちょっと連想した。

 麺は太めのもっちり麺。やや小さめの丼に思いの外ぎっしり麺が詰まっていてボリュームもある。

 食べてる途中、店主に顔バレして、辛い味噌ラーメンやつけ麺も味見させていただいた。いろいろと引き出しがある人なんだな。二ヶ月ごとに様々な限定を出しているのも納得である。また、新潟ラーメンを盛り上げようといろいろ考えてもいるみたい。そうそうすぐに何かあるかは分からないけど、ちょっと注目してみたいと思った。
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2006年07月24日

◆「いち井」/豚骨ラーメン

 新潟遠征初日一軒目。ここは、約三年ぶりの再訪だ。前回看板メニューの塩と醤油は食べているので今回は豚骨狙いだ。また、メニューに大きな変更は無いようだが、行列の長さが劇的に変わっているらしい。実際雨の平日なのに、開店30分前で既に前客1。クルマで待っているお客も。3年前に来た時も繁盛店だったが、そこまでの人気店になったのは、何か大きな味の変更でもしたのかなと思ってのリピートである。

 私は開店30分前の11時頃到着し、行列二番手を確保していた。その後続々とクルマがやってきて、開店時には15人待ちである。が、今回ここで合流する予定のK氏が渋滞を読み違えて、開店後数分してやってきた(^_^;)。当然彼が来るまで店頭で待っていたので、結局入店は17〜18人目と言った所。私は未食の豚骨(700円)を注文。
「豚骨」
 やってきたラーメンは、大雑把に言うと熊本風か。マイルドな豚骨スープにマー油を浮かせ、コシのある麺を併せている。塩や醤油が複雑な味わいになっているのに対し、こちらは比較的分かりやすい方向性かな。私は熊本ラーメン大好きなんで、個人的にはこの傾向の味で満足だが、他の地方からこの店を目指してやってくる場合は、やはり一番人気と言う塩か、店主イチオシの醤油の方が店のコンセプトや主張は理解しやすいかも。

 K氏が頼んでいた「醤油」も少し味見。魚介の香ばしさを前面に出した味は、記憶のイメージと合致するが、こんなに濃厚に白濁したスープだったかな。この頃は、写真での記録が無いのが悔やまれる。
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◆「拉麺 豊」/白醤油和風拉麺

 新潟遠征初日二軒目。先に食べた「いち井」からは数百メートル?程度のごく近い場所にある。カーナビをセットして走り始めたとたんに「目的地に近づきました」と言われてしまった(^_^;)。到着は12時少し過ぎか。私が入った時には三分の一くらいの入りだが、最終的には三分の二くらいになっていたかな。

 元力士の店主が作る店は、そこここに相撲の意匠が使われながら、小ぎれいにまとまっている。「醤油」「塩」「みそ」、更につけ麺とか背脂追加とかメニュー数が相当多くて迷ったが、お店の人推薦の和風白醤油ラーメン(730円)を注文してみた。

「和風白醤油拉麺」「横から」
 口が広く底の浅い丼に入ってきたラーメンは、スープはなるほど、白醤油を使っている分、醤油色は薄くほとんど塩に見える。が、飲んでみると醤油の香ばしさは健在。見かけの割に、強めの味付けのスープだ。また魚介らしいダシもしっかりしている。スープがちゃんとしているので、具材の岩のりも、「お茶漬けぽさ」にならずにうまく海の風味を醸し出している。

 麺はやや平打ち中太麺。燕三条系ラーメンの麺を、よりしなやか、滑らかにした感じで歯ごたえもよい。長岡ともなるとおいそれと横浜からは来られないが、ここは複数で行ってあれこれ試すのがいいかも。
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◆「大黒屋 松屋小路店」

 新潟遠征初日三軒目。三条燕インターから20分くらいかなあ。さびれた商店街のちょっと裏手にたたずむ老舗で、なかなか風情があるロケーションだ。13:30頃に店に入ると先客1。燕三条でもかなり古参だと聞くカレーそば(550円)を注文した。

「カレーそば」
 スープは「スープ自体がトロミのあるカレールウ」のタイプで、奇しくも同じ老舗の千葉県「実乃和食堂」とイメージが重なる。何とも懐かしい味わいで、「これでライスカレー作ったら美味かろうな」と思うが、それはメニューには載っていない。

 麺は細縮れの自家製麺。美味しいが、熱々かつトロミのあるカレースープをごっそり持ち上げて来て、急いで食べるのには向かない。更に、熱を保ったカレースープにどっぷり浸っているからさすがに伸びは早めだ。

 帰り際にご主人に聴いた所、父親である先代はおそらく60年前後前からカレーラーメンを作っていたとの事。事実なら、これは日本最古クラスかも。また、作り方のこだわりをいろいろ教えてくれ、更に話の流れでラーメンのスープまで味見させてもらった(^_^;)。今日は次の仕事が迫っていたので立ち話程度しか出来なかったが、機会があれば腰を据えてじっくり話をうかがってみたい。そういう仕事来ないかな【殴】。
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◆「来味」/ちゃっちゃ麺

 新潟遠征初日六軒目。私はここの布川店主とは「来味」が埼玉の集合施設に出店した時からご縁がある。また同行したT氏は、それより数年前、店主がラ博にやってきて「味を見てくれ」と言った時からの縁だそうだ。この店、確か新潟の地震前後の開店じゃなかったかなあ。リリースまで送ってもらい、その時から行かなきゃと思っていた宿題店にやっと行けた。特に連絡もせずにT氏一緒にお店に入ると布川店主はびっくりしたみたい【笑】。先客0、後客6。私は「ちゃっちゃ麺(630円)」を注文。T氏は限定の塩を。
「ちゃっちゃ麺」
 ラーメンは中太平打ち麺に、魚介中心スープ。これに、品名通り大量の背脂チャッチャのコッテリラーメンは、「燕三条の背脂ラーメン・来味流解釈」と言う感じ。おそらくこれまで本店・埼玉で食べた「来味」のラーメンでは、一番インパクトがある物だな。麺はもっちりと歯ごたえ充分。スープは、おそらく背脂が無くても充分ラーメンのスープとして機能しそうだが、大量の背脂の甘味とこってり感が更に麺を食べさせる力を加えている。

 ストレートでパワフル。分かりやすいラーメンだけど、素材の良さを感じさせる香りが実によい。ジャンクさは薄いが、パンチ力は充分な上、全体のバランスもよく、コッテリ感や魚介風味が飛び出しすぎる事もない。センスを感じさせるラーメンだった
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