関西遠征初日四軒目。叡山電鉄と言う路面電車でごとごととやってきたのは「一条寺」駅。地元の人は「遠いですよ」と言っていたが、あの
「天天有」の近くだと思えば別に遠くも何ともない(^_^;)。到着してみると、店頭の張り紙には「本日のスープ、鴨、老鶏、身ガラ」とあった。「ラーメン」と「とんこつラーメン」のバリエーションがあるが、ここは迷わず「ラーメン(600円)」を注文。17:10頃で夜の部開始直後の為か、先客、後客ともにゼロ。
「ラーメン」
最初に出てきたラーメンを見て、一瞬天下一品系かと思うトロっとした白っぽいスープだが、それは表面に浮いた脂のせい。スープ本体は澄んだ醤油色である。一口飲んで「うわ何これ旨ぇ」。スープはオーソドックスなようで複雑なコクがあり、更に例の脂がコクを加える。細かく刻まれたネギの風味も良い。今日は、三軒続けて京都の先進的な味のラーメンを食べているが、如何にも京都らしい、それでいてただ者ではないラーメンが出てきたと言う感じ。
うーむ、やはり私は、地方遠征では一軒くらいはその地方らしいラーメンを食べないと落ち着かないんだなあ(^_^;)。
うまいうまいと食べていくと、ラスト近くになってプリコリっとした脂の塊と、ニンニクのスライスが入っているのに気が付いた。これが風味を付けているんだなあ。聞くと、背脂の塩漬けをニンニクと炒めた物だとか。背脂は、普通スープと煮込んでチャッチャと振るのが一般的だが、一工夫加えて効果的に使っている。
独特の表面の脂はその炒めて乳化した物かと思ったが、違うそうだ。鴨でスープを取ると、スープにこういう脂が自然に浮くんだそうだ。ふーむ。
麺は京都らしい、ぽくぽくした中細ストレート。超有名店
「天天有」のすぐ近くに、こんな好みの味があるとは知らなかった。不覚である。
posted by しう at 21:30| ☔|
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ラーメン食べ歩き【京都府】
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