2006年07月16日

◆「らぁめん虎心房だいにんぐ」/冷〜んやり!虎だぬき

 お昼ちょうど頃到着で、先客3、後客2。コラボレーション「冷〜んやり!虎だぬき(こだぬき)(800円)」を注文。裏メニュー「胡虎」と言う貼り紙が非常に気になったが、初志貫徹で。次が無ければ連食したかもだけど。
「冷〜んやり!虎だぬき」
 「虎だぬき」は、いわゆるぶっかけスタイル。冷やしラーメンと冷やし中華の中間くらいのスープ量だ。酸味があり、ややしょっぱいが、青のりを混ぜたらしい揚げ玉のコクと甘味が全体にボリュームを持たせている。具材にはローストポークと玉ネギ、おくら、カボチャの素揚げ、パプリカ、ネギ、茗荷など、夏野菜と香味野菜がたっぷり。

 麺は細めでしっかり冷やしてあり、歯ごたえも充分。食べ進むとどんどん野菜が混じって、この清涼感とシャクシャク感がたまらん。自然と多めの野菜を摂る事になるあたり、女将さんが夏バテになりがちなお客に気を使っているようで、ある意味「お袋の味」だなと感じた。

 少し談笑してから店を出た。実は、ここはまだコラボ限定しか食べに来てないのをちょっと申し訳なく思った。レギュラー品もちゃんと食べに来なきゃな。

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2006年07月14日

◆「69'N'ROLL ONE」/夏の油そば 鶏わさの塩

 こちらもまた、むろんコラボレーション「夏の油そば 鶏わさの塩(900円)」を。しかし平日のこの14時半頃で先客7とは。ちょっと前のこの店では考えられない繁盛ぶりだ。
   
「夏の油そば 鶏わさの塩」「具皿」
   コラボ品は、品名に表れているように、今回のベースは「塩油そば」。塩だれと鶏油の組み合わせは、醤油に比べて鶏油の香りをよりクッキリと立たせてくれる。半熟味玉は、「ワンダースリー」に続いてプリマスロックを採用。麺は、従来の麺帯を太めに仕上げている。

 後乗せ具材には鶏とネギ。これにわさび漬けを使ったソースをかけ、独特の風味を活かしている。更に茗荷、梅が味のアクセントに、アボガドが鶏油とはまた違うコッテリ感を演出。これだけ色んな要素を取り入れ、それでいておのおのにキチンと役割を振っているあたりは抜群のバランス感覚と言えよう。

 後乗せ具材が「ワンダー」なのは前回通りだが、ジャンクさとインパクトが増した前回に対し、今回はサッパリ感、爽やかさ、鮮烈さが加わる感じ。なるほど、「夏の油そば」に納得だ。

 ところで、さっきの混雑は、先日とあるTV番組でちょっと店名が出たからだそうだが、何でも土日は30人規模が並んで売り切れ閉店までお客がとぎれなかったそうだ。こんなに急な混み方をすると、この暑さも相まって店主の体力が心配だが、「全然」とけろりとしている。さすが鳥頭……ではなく【殴】、「キリン食堂」時代に少人数で深夜営業をしてた頃に比べると全然苦しくないそうだ。

 「だって、自分な好きなラーメンを思い切り作って、沢山の人に食べて貰って生活出来るんだから、楽しくて幸せに決まってるじゃない」。素直にカッコイイと思った。今後も露出の予定はあるみたいだし、土日はなかなか行けない店になるのも遠くなさそうだ。
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2006年07月06日

◆「井出商店」@ラ博/夏麺

 17時過ぎで、先客4,後客1。「夏麺」900円を注文。井出商店の限定は売り切れが早い印象があるが、今日はこの時間でも大丈夫だった。
「夏麺」
 ここの「旬麺」に多いパターンだが、今回もまたパスタスタイルで皿の真ん中に麺を盛り、周囲に緑と赤のソースをあしらってある。味を見ると緑のソースはテーマ食材の枝豆。赤は梅かな。枝豆の甘味とコクのある緑と、酸味のある赤。それぞれ単独で麺に絡めても、混ぜて絡めてもなかなか美味しい。

 具材では、緑ソースの上には枝豆が置かれ、麺の上には上品な旨味の白身魚が乗っている。また、麺の下に水菜が仕込まれていて、この清涼感、シャクシャク感はかなり新鮮だ。 確かにかなり美味しいんだけど、ここの旬麺はいつも「井出商店」らしさが無い。と言うか、ラーメンからかけ離れすぎた作りが多い。この店舗で食べなければどこの店の作品であるかの個性が全く見えない。まあ、「旬麺」に対してラ博から各店にどのような縛りが設定されてるのかは知らないけど、出来れば「ラーメンの範疇で、井出商店らしい旬麺」に一度挑戦してほしいところ。たまのパスタスタイルなら面白いけど、そっちがメインだと「ラーメン博物館」で食べた気があまりしなかったり。
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◆「蜂屋」/夏麺

 17:30近くに来店して7割くらいの入り。むろん注文は「夏麺」(800円)を。「冷やしラーメン」スタイルにチャレンジし、実に美味しい作品に仕上げている。どうでもいいが、先客で居た4人くらいの親子連れが、お冷やポッドの冷水をさかんに持参したペットボトルに詰めていたが、これってどうなんだろう(^_^;)。
「夏麺」
 「夏麺」は、涼しげなガラスの器に盛られて来る。が、ミスったぞ。スープの茶色がテーブルの茶色に沈んで、写真に全く色合いの華やかさが無い。バックが白に写るカウンターで撮るべきだったか。
 写真ではどうも判りにくいが、「冷やしラーメン」らしいたっぷりのスープ。このスープ、ベースは魚系のあっさりした物だが、おそらく植物油をメインにした油がかなり浮いている。その為「冷やしなのにコッテリ」という、ありそうであまり無い味わいを出している。ゼラチン質やトロミで濃度を出している「冷やしラーメン」は幾つか食べたが、直接油を活かして「ラーメンらしさ」を出している作品は意外と少ないんでは。

 スープには幾つかのアイスキューブが浮いているが、そのうち一つだけが白く透明感が無い。ちょっと囓ってみると、おそらく貝らしいダシを凍らせた物のようだ。これが溶けるにつれ、味わいが変わってくる。

 具材には、レンコン、チャーシュー、枝豆など。レンコンの歯ごたえが好み。チャーシューも脂身の少ない部位を使っていておいしい。揚げ餃子が全体のパンチを増す。この揚げ餃子の中にも枝豆が入っているみたいだ

 「夏麺」の中でと言うより、現在首都圏各地で出されている「冷やしラーメン」の中でもかなり上位だと思う。まあその分、テーマ食材「枝豆」の使い方はシンプルだけど【笑】。夏麺狙いで行くなら、第一候補に上げてよい良作だと思った。もし誰かに聞かれたら、今回のお勧めは「蜂屋」「支那そばや」「欅」かな。
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2006年07月02日

◆「らーめん桃源」/こってり旨しおらーめん+味玉

 19時頃に到着で店外に10人以上の待ち。店内にも2〜3人が待っていると思われる。その後もだいたいその人数をキープ。路駐取り締まり強化があまり怖くないのか、だいたい2〜3台が常時居る感じ(^_^;)。このお店、最近あまり大きなマスコミ露出は無いが、きっちりと人気をキープしている。

 行列中に回されたメニューに「コッテリ旨しお(760円)」と言う見慣れない品があるのでそれを注文。「旨しお」にクリームを増量したラーメンらしい。厨房では、相変わらず大村店主がほぼ一人でラーメン作りをしている。助手もいるが、味噌系のタレを溶くとか餃子を焼くとかの補助作業しか行ってない。それでも、細かい雑務を引き受けているので店主は動きやすそうに見えた。そういえば以前は腕にサポーターをしていたが、今日は無かった。快方に向かったならいいんだが。
「こってり旨しお」
 ラーメンは、真っ白に白濁している。ただし豚骨や鶏パイタンの、やや黄色がかった白ではなく、クリームの真っ白なのは当たり前。飲むと、もともと貝の風味があるスープに乳脂肪だから、クラムチャウダーに似た洋風の風味でこれは美味しい。ただ、乳脂肪の風味をスープに加えるのは現在のラーメンの主流ではないから、違和感を感じる人ももしかしたらいるかも知れない。

 具材は従来と一緒。店主のお薦めのように、途中でニンニクと胡椒を加えると一段とジャンクな感じになってさらに美味しい。また、それにしてもここの味玉は相変わらず美味しい。登場時から絶賛されていたが、今でも充分トップクラスだ。

 ここまで麺とスープがハイレベルだと、やや麺の凡庸さが気にはかかるかな。もう少し密度と言うか小麦の風味が出てくる麺だと、ラーメン全体のレベルが数段上がるような気はするなあ。とはいえ、やはりここはうまい。しばらく間が開いてしまったけど、機会を見つけてまた食べにこよう。
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2006年06月28日

◆「六角家」本店/ラーメン油多め+海苔多め+キャベチャー+中ライス

 17:30頃到着で先客3、後客4。しばらく冷やしが続いた反動か、逆にガッツリしたラーメンを食べたくなりここへ。ラーメン(600円)+のり多め(100円)+中ライス(150円+キャベチャー(100円)。私には珍しいオプションだらけである。更に、勢いついでに油多めも。家系で油多めなんて、多分21世紀になってからやってない筈だ(^_^;)。
「ラーメン海苔多め+キャベチャー+中ライス」
 出てきたラーメンは海苔でスープ表面が見えない。とりあえず一番下の海苔を抜いて、茶碗山盛りの中ライスを巻いて食べたら、鶏油の味しかしない(^_^;)。表面に分厚く張った鶏油層が、海苔とラーメンの接触を邪魔している。油は海苔に馴染みにくいようで、海苔はばりっと固いままだ。しまった、海苔多めと油多めは相性が悪いか。とりあえず海苔をどっぷりスープに沈み込ませ、馴染ませる間にスープをすすって麺を食べる。

 スープは、最初はやはり鶏油の味しかしない。この店は原則としてレンゲが無いからなおさら表面の油ばかりが口に入る。そうだよなあ、何年も前に頼んだ油多め、その時もこうやって油の強さに轟沈したんだ(^_^;)。

 が、食べ進むうちに油、麺、スープ、海苔が馴染んできて旨さと適度なインパクトが出てきた。やっとスープに馴染んでしっとりしてきたこの海苔でご飯が旨いのは定説通り。麺も、多少食べるのに手間取った分スープに馴染んで食べやすい。さすがに酒井製麺のは、少々食べるのに時間がかかったくらいではのびたりしない。

 最終的には、スープまでは飲まなかったがそれ以外は完食。旨かったが、当面油多めはもういいや(^_^;)。
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2006年06月25日

◆「69'N'ROOL ONE」/2号冷やしラァメン

 11:10頃到着したら先客1だが、まだOpenしてない。5分ほど開店を待ったかな。その時点では後客無しだったが、シャッターが開いて「2号冷やしラァメン(900円)」の食券を買いラーメンを待つうちに、続々と後客がやってきた。結局私のラーメンが出来る頃には満席+待ちが4〜5人となり、カウンター後ろの待機ベンチもほぼ満席である。

 コラボ品「2号冷やしラァメン」は、作るのにかなり手間がかかるみたいだ。単純に考えても麺を冷やす工程が加わる上、普段は入れていない5〜6種類の薬味や香味野菜を使い、最後にグレープフルーツの皮を香り付けに絞っている。同時に何杯か出れば一度に作れるからともかく、温かい通常品と交互とかになったら一杯ずつ作らざるを得ず、結構時間はかかりそうだ。
「2号冷やしラァメン」
 さて、出てきたラーメンは、普段の「2号」よりやや醤油の色が濃いかな? 冷えたスープを飲むと、鶏の旨味がしっかりあって美味いが、醤油のしょっぱさもやや強い感じ。通常の「2号」でまろやかさと甘味を担当する鶏油は冷やすと固まるから、あまり沢山は投入出来ないのかな。

 そうは言っても充分旨味のあるスープにミョウガやネギを始め何種類かの野菜が加わり、清涼感は充分。冬瓜も涼味を出している。冷やした麺は歯ごたえが出て、温かい時より多少ジャンクっぽい、よりラーメンぽい印象になる。

 個人的な好みからすれば多少調整の余地はあるかもだが、さすがにきっちりと仕上げてきたなあと言う感じだ。こういう限定品に関して、嶋崎店主は提供期間中にどんどん調整を施していく場合が多いから、この品ももう一度くらいは食べておかないとなあ。
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2006年06月23日

◆「ふくちゃん」@ラ博/夏麺

 15時少し前に到着し、「夏麺」900円の食券を買って店内へ。繁忙時のマニュアルが生きているのか、カウンターの一番左端に通される。冷ケースが横にあって微妙にぬるい空気が流れてくる。お客の入りは3割程度。うーん、閑散期くらいはもっと余裕のある席に案内してくれてもよかろうもん。

「夏麺」
 「夏麺」は別皿でスイカ付き。ここの旬麺は、こういうおまけ付きのケースが多い。本体のぱっと見は「オムレツの上にキュウリ、ハム、赤玉ネギの細切り、貝割れ、プチトマト、豚の冷しゃぶ、枝豆などを乗せてタレをかけた」感じで、実にユニークだ。味わってみると、タレはややピリ辛味はあるが、ほぼ通常の冷やし中華のタレ。醤油ベースで酸味がある。

 オムレツと見えるのは、冷やした麺を薄焼き玉子で包んだ物だ。麺は通常品かな?形としては面白いが、薄焼き玉子を破って食べて行くと、錦糸玉子を添えた普通の冷やし中華と味自体はほぼ同じ。食べ終わりの印象も「冷やし中華ごちそうさま」。

 見た目のインパクトは大。ただその分、食後感はちょっと肩すかしか。味わいの部分でもう一ひねりあると面白かったんだけどなー。
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◆「龍上海」@ラ博/夏麺

 15:20頃来店。夏麺(900円)の食券を店員に手渡したら、「10分ほどかかりますが」だそう。半分くらいの入りだったかな。閑散期でこれだと、忙しいタイミングでは大変そうだ。
「夏麺」
 10分ほど手持ち豚さんの後出てきたのは、たっぷりの澄んだ醤油スープに通常品の麺。スープの中にはアイスキューブが幾つか浮かび、見るからに涼しげ。また麺の上には、何種類かの野菜を粗みじん切りにしてダシ汁で寄せたような具(あんかけに近い状態だが、あんではない)、更にその上に、いつもの赤い辛みそ玉に似た、薄茶色の玉が乗り、これまた実にユニークだ。

 まずスープはやはり酸味のある冷や中系だが、甘味とコクがある。麺は太めで冷やすともっちり。この麺、こんなに旨いならレギュラーでつけ麺とかも食べてみたい。  さて、麺の上の「野菜みじん切り」。私が判ったのは、キュウリとナス、枝豆。昆布か茎ワカメらしい海藻、あとこの風味は茗荷かな。歯ごたえと風味が清涼感を出している。

 これをスープに溶かしていくと、「冷やしラーメン」が「和えそば」に近い感触に変化する。スープと馴染んだ野菜みじん切りが適度に麺に絡んでおいしい。その上にある茶色い玉は、多分チャーシューを刻んで固めた物かな。これをほぐすと肉の旨味が加わりこれまたパンチが出る。

 涼しげで、味の変化も楽しめ、しかも「龍上海」らしい演出もある。かなりの秀作だと思った。
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2006年06月20日

◆「支那そばや」@ラ博/夏麺

 「枝豆」をテーマにした「夏麺」の一軒目はここ。いつものように事前情報は極力入れず、自分の興味のある店から食べていく。「支那そばや」の「夏麺」は900円。
「夏麺」
 最初に出てきたのは、薄緑色のとろっとしたスープの入った小鉢。ふむ、つけ麺なのかなと思っていたら、鮮やかな色合いの麺皿が出てきた。薄い黄色の麺に、鮮やかな黄色のコーン、緑色の枝豆、赤い糸唐辛子。白い豆腐。実に華やかである。

 とりあえず麺を一すすり。「支那そばや」の普段の麺よりやや太めでもっちりしている。小麦の味わいも伝わってくる流石の出来だ。

 スープはトロミが強い。色合い、味わいから見ても、おそらく枝豆を溶かし込んであるんだろう。言わば「枝豆のビシソワーズ」的なつけだれだ。爽やかな味わいが旨い。具材にも枝豆があって、一つは揚げたか乾燥させたような物。「グリーン豆」に近い食感かな。と、あと、豆腐にも枝豆が仕込んであった。

 味わいは相当美味しいが、それ意外の部分で三点ほど気にかかった。まず、支那そばやらしく麺が長いので、皿から取ってつゆに付けるのがつけにくい。また、提供された時に麺の皿に食洗機の熱が残っていて「夏麺」らしさを損なっていた。3番目につけ汁の粘りが強いので、最初からどっぷり麺をつけていると終盤つけだれが足りなくなりそう。味わいがいいだけに、細かい点が気になってしまった。
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◆「欅」@ラ博/夏麺

 過去4回の「旬麺」では、私の感想だとホームランか三振かの「欅」。さらにここは売り切れ終いが早い印象があるが、今回はこの18:30頃でも残っていた。夏麺は900円。
「夏麺」
 出て来る器は5つ。つゆの入った小型の注ぎ器。ザラメ氷に麺をあしらい、実に涼しげな麺鉢。そして、三種のつけ汁用の小椀。それぞれに、赤いのが「バジルとトマト」。真ん中の緑色が「細かくすった枝豆に味付けして丸の枝豆を乗せた物」。右側の白いのが「温泉卵にミョウガを添えた物」だ。これをそれぞれ、添付のつけ汁で溶いて三種の味を味わう趣向だ。

 とりあえず真ん中の枝豆につけ汁を。これ自体の味わいは、ほぼそばつゆと同じ和風の醤油ダレだ。枝豆にはワサビが使われているのかな? やや太めの麺もモッチリしていてうまい。
 温泉卵は卵とそばつゆ風味の黄金の組み合わせだから合わない訳がない。唯一変わり種のバジルとトマトも、これが蕎麦なら難しいかもしれないが、中華麺だと面白いくらいするする行ける。

 三種の味をそれぞれ味わい、さて、どれをメインで食べよーかなーと思った時には麺がほぼ無くなっていた【爆】。器の底にも氷があしらってあり、結果的に「上げ底」になっていて、見かけに比べてかなり麺が少ないんだな。有料でもいいから大盛り設定して貰えたら次回はそっちで食べたい。

 今回は、個人的にホームラン。去年の夏麺の鬱憤を晴らした感じ。

 「夏麺」自体は量以外では満足したが、驚いたのは「欅」のカウンターにあった貼り紙だ。
「貼り紙」
 こういう、実質的なラーメン値下げにあたるような作戦は、私の知る限りでは過去ラ博が採用した事は無かった。駐車場の無料サービスとかスタンプカードとか、団体割引とかの付加価値を付ける方策はいろいろやっていたけど、ラーメン店側の価格政策は初めてだと思う。

 更に驚いたのは、「支那そばや」「春木屋」ではこういう事をやってなかったと言う事。ちゃんとラ博側と各店側が話し合って「ウチはスタンプカードをやる」「ウチはやらない」と納得しあってるのかなあ?

 まあ大きなお世話ではあるんだが、ちょっと心配だったり。
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◆「春木屋」@ラ博/夏麺

◆「春木屋」@ラ博/夏麺
 本日の、夏麺連続3杯目。前の二軒がつけ麺だったので腹具合は余裕だ。食べたのは19時少し過ぎだったかな。「春木屋」の夏麺は850円。
「夏麺のスープ」
 最初に出てきたのは琥珀色のスープ。呑んでみると、牛どくどくの甘味とコクがある。手塚店主に伺うと「牛すじと枝豆、野菜とビールのスープなんです。夏と言えば枝豆でビールでしょう」とにっこり。なるほど、ここもつけ麺か。ここはつけ汁が温かいんだな。

「夏麺」
 少し遅れてやってきた麺を見てびっくり。どうみてもスパゲティ・カルボナーラである。平皿に盛った麺に黄色いソースが和えられて、ベーコン、枝豆、パプリカなどがあしらわれている。うーむ、「麺にも味をつけて単体で楽しみ、更につけ汁で味を変えて楽しむ」タイプのつけ麺は去年頃から幾つかあったが、これじゃいくらなんでもスープが汚れませんか? と思っていたら、「あ、それは別々に召し上がって下さい」だそう【爆】。そ、そうか。つけ麺と思ったのは私の勘違いだったのね(^_^;)。

 改めてカルボナーラを食べてみると、やや縮れているあたりはラーメンぽいが、やはりこれはパスタだなあ。ただ、ソースの味わいと舌触りからすると、どうやら枝豆をすり込んでいるみたい。ソースの塩分は控えめなんで、お好みで添付のパルメザンチーズをたっぷり入れて楽しんでもいい。最後に皿に残ったソースをぬぐって食べる為に、フランスパンが欲しくなった。いや、ラーメン店なら中華の花巻かな【笑】。
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2006年06月19日

◆「69'N'ROOL ONE」/ちょい煮干し

 先週末で食べ損ねた限定。これが多少残っていると聞いて早速来店。12:00頃に店に入ると嶋崎店主がにやりと「来たな」と言う風に笑った(^_^;)。1号の食券を買い、当然「ちょい煮干し」を注文する。店主曰く「三日もたったから“ちょい”じゃなくなっちゃったよ【笑】」だそう。先客は1、後客6〜7。
「ちょい煮干し」
 出てきたスープは、通常の1号、2号に比べて明らかに醤油色が濃い。タレも変えてきてるのかな? 麺は、同じ麺帯を太めにしたそうだが、これが全く食感が違う。太さのせいで当然ゆで時間も変えてるだろうけど、ほんとに別物のよう。ただ、滑らかさ、しなやかさは健在だ。

 スープは確かに、それなりにしっかり煮干しが効いているが、全体を支配する程ではなし。うーむ、これはスタート時の味も食べて見たかったな。日数を経て味が変化してもバランスを崩さないセンスが光る。もしかして、タレの量とか微調整してるのかしらん。

 それにしても、嶋崎店主もド真ん中ストレートの「2号」の他に、変化球やらチェンジアップやら牽制球やらがやたらにうまい。キリン食堂時代はどっちかと言うと変化球投手のイメージがあったが、今や変幻自在。どこまで引き出しがあるのか、6/22からの夏のコラボが楽しみだ。こっちもパスボールとかしないようにしないとなあ。
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2006年06月18日

◆「ラーメン二郎 鶴見店」/大ぶたヤサイアブラニンニク、トウガラシ先入れ

 20時頃の来店で、私が座ってちょうど満席。その後もだいたい満席前後をキープ。隣の「大黒家」は、来店時3割、帰宅時7割と言ったところ。なんだか腹が減っていたので珍しく「大ぶた(740円)」を注文した。ちなみに、大小ともにダブルは売り切れていた。まず注文が通った時点で麺固め唐辛子先入れをお願い。トウガラシ先入れは店主が覚えていてくれた【笑】。オプションコールはヤサイニンニクアブラで。
「大ぶたヤサイアブラニンニク(トウガラシ先入れ麺固め)」
 固めで頼んだ麺はほんとに固め。大だから伸び対策で固めにしたが、ちょっとごわつく感じで逆に食べやすさを少々スポイルする。小だとその歯ごたえを楽しめたかも知れないが、大だと普通でも良かったかな。

 トウガラシを先入れしたスープはじんわり辛くてやはり食欲をそそる。一番最初に辛味が来て、徐々に刺激が薄くなる通常のトウガラシトッピングよりも、スープ全体に馴染んだ辛味が徐々に立ち上がってきて最後まで保たれる。辛味効果もあって汗だくだくで固形物までクリア。やはり「トウガラシ先入れ」はマイ定番になりそうだが、今度はタオルでも持ってこなきゃ。  久々に「大」を片づけ、それなりに腹はパンパン。や、満足満足。
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2006年06月08日

◆「支那そばや」@ラ博/塩らーめん

 「きわみラーメン」@ハワイの佐藤店主迎撃で、朝イチのラ博に。開館前の待ちは15〜20人くらいかな? 佐藤さんのご希望で、まずはこちらへ。佐藤さんはノーマルの「らーめん」、私は久しぶりの「塩」(1000円)。我々が戦闘で、その後3割くらいの入りに。ラーメンは比較的早く出てきた。
「塩らーめん」
 記憶のみで書くけど、「支那そばや」のラ博店は、最初にレギュラーとして「細塩」からスタートし、その後「醤油」にチェンジ。今の塩は、その後リニューアル品として出された物だ。当時としては最新の「石臼挽き粉」を使ったりしてたな。

 その後、レギュラーの醤油も味を一新したので、設計から言うとこの「塩」の方が古い。つまり、佐野店主がより若い時期に作った味だ。今の、まろやかで穏やかな醤油に比べると、味の輪郭がクッキリしていて、スープも麺も硬質に感じる。やはり美味しいが、そういう経緯を知っていると、「若い味だな」と思ったり。

 いやあ、それにしても満足〜。
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◆「春木屋」@ラ博/塩中華そば

 「支那そばや」に続いて佐藤さんご希望のここ。たまたま団体さんが先に入り、ほぼ満席。我々は外のテーブル席に案内された。あまりここで食べた事はないが、今日くらい空いていると、ラ博の古い街並みの中で老舗の一杯を食べると言うのはなかなかオツかも。注文は「塩中華そば」(900円)を細麺で。以前から細麺が気になっていたのでちょうどいい。
「塩中華そば」
 塩は、確か以前旬麺で食べたっけ。基本のダシは同じままに、すっきりした塩味をつけた、「春木屋の塩」として実に納得のいく味。醤油の後に塩を味見した佐藤さんはちょっと肩すかしだったようだが、多分ダシが共通だから、醤油に比べると塩はひと味足りなく感じるんだろうな。香ばしさを出しているのは黒ごまかな?

 細麺は、確かに細いがこれまた春木屋のノーマル麺を彷彿とさせる歯ごたえと、ざらっとした舌触り。全体として、やはり実に春木屋らしい塩ラーメンだと思った。
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2006年06月07日

◆「めん創桜花」/特製辛味つけそば(温盛り)

 前回来たのはいつだったかなあ。久々に来たら、店内が大きく改装されていた。製麺機が外から見える場所に置かれ、券売機も移動。小さなテーブル席が出来ている。それに伴いL字カウンターの一辺が、一席を残して無くなっていた。全体としては2〜3席減なのかな?

 18時少し過ぎに到着し、「特製辛味つけそば(950円)」と「つけそばあつもり(0円)」の食券を買って行列につく。満員+店外には5人待ち。待ってる間に店外の掲示を見ていると、「当分の間、月火 定休日となります」とあった。また6月9日(金曜日)限定「魚介薫るつけそば5〜特別正油仕立て〜」を出すようだ。

 入店までは約20分待ち。つけ麺が出てくるまでは着席してから10分てとこかな?
「特製辛味つけそば(あつもり)」
 出てきたつけ麺は、かなり表面がラー油ベースらしい辛味で赤くなっている。辛味もそう極端に強くなくまずまず食べやすいが、辛味に加えて酸味がかなり強く感じられ「酸辣つけ麺」と言う感じ。もう少し酸味は少なめの方が、スープのコクは伝わりやすいかな?

 麺は、冷やした通常品に比べると柔らかく感じられるが、それでもコシが残っているのはさすが。温かいラーメンの無いこの店では、寒い日などでは重宝するかも。「特製」だから、名物の鶏つくねと炙りチャーシューが入る。この旨さとボリューム感は相変わらず文句なし。
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◆「らーめん天空」/味噌ラーメン

 「桜花」の後、19:30頃に到着で先客1、後客0。晩ご飯時にこの客数はちょっと寂しいな。味噌ラーメン(700円)を注文。
「味噌ラーメン」
 濃いめの味噌の茶色がついたスープ。細かい背脂がかなり入るのは醤油と共通で、おそらく味噌だれ以外の要素は全て醤油と同じのよう。スープは味噌の味わいもかなり強めだ。先日食べた醤油と比べ、ダシよりタレ主導の感じかな。味が強いので、ニンニククラッシュを投入してもあまり味が変わらない。なかなか美味しかったが、もう少しマイルドな味噌にするか、あるいは味噌だれの量を少なめにしてスープのコクと背脂の甘味を少し強調すれば、個人的には更に好きかも。
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2006年06月04日

◆「らーめん天空」/らーめん

 元もとは渡辺樹庵氏が味をプロデュースした店で、この店に以前来たのは開店直後、それこそ「渡なべ」のスタッフがまだヘルプに入っていた頃。それ以来だから、そろそろブランクは二年近いかな? 比較的早い時期に味をリニューアルしたとか、味噌も出したとか聞いていたけど中々足が向かなかった。途中で「桜花」にキャッチされてしまってばかり、ってのもある【笑】。

 もともとのコンセプトは、樹庵氏曰く「家系と二郎をイメージしながら無化調で作ってみた」ラーメンだ。で、実際それを食べ、オープン当初の味は、このスープでこの麺でやるには、旨味成分がちょいっと足りないんじゃないか? と感じていた。そんなこんなでほんと久しぶりの再食である。14時頃到着で、先客1、後客3。注文は「らーめん(600円)」。
「らーめん」
 今日食べた味は、オープン当初に感じた旨味成分の物足りなさが解消され、良い意味で下卑た、ラーメンらしい味になっていた。ガツン度も上がって、この手のラーメンに求められるインパクト、食べ応えも出ているように思う。この味なら、太めの麺をぐいぐい食べさせる牽引力がある。醤油が濃いめなので「黒二郎」って雰囲気に近づいていると思った。

 背脂は、かなり細かい粒になっている。これがもっと大粒だったらとか、野菜トッピングは100円増しかあ……とか思ったりはしたが、逆に二郎にも家系にも無いニンニククラッシュがあって、フレッシュなニンニクが実に美味しかったり。スープもそれに負けない味になっている。これなら未食の味噌、つけ麺も食べてみたいな。

 開店当初に行った時にはてんてこ舞いだったご主人も、何だかいい表情になって穏やかに接客してるし、開店当初に食べてピンとこなかった人にこそ再食・再評価してみてしてもらいたいなと思った。
posted by しう at 17:00| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ラーメン食べ歩き【神奈川県】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月03日

◆「ラーメン工房ひらやま」/辛みそとんこつらーめん

 前に来店してから半年くらいかなあ。14時ちょうど頃到着で、だいたい半分少々の入りをキープしている。ご主人は少し痩せたかな?

 メニューを見て、そういえば未食だった「辛みそとんこつらーめん(650円)」を辛さレベル1で注文。レベルは3まであり、3だと超激辛だそう(^_^;)。
「辛みそとんこつらーめん」
 先に食べてしまったので写真には写ってないが、海苔が一枚ついている。さて、スープを飲んでみると何せベースのスープが濃厚なだけあり、実に豊かな味。何となく韓国風の味噌味も、奥深い辛味も、この豚骨スープが頑丈な土台として揺るがないからこそ楽しめる。やはり県内でも屈指と言える濃度のスープだろうなあ。

 麺は中太の固め縮れ麺。歯ごたえがあり、更にスープを絡めて美味しい。この麺をこれをさくっと食べきって、「絶対旨い」と確信しつつ半ライス(100円)を追加した。思った通りに、味噌のコクとピリ辛味が実によく合う。更に生卵(50円)も追加して、濃厚でマイルドなおじやで〆た。さすがの旨さだったな。

 なお「ひらやま」では、現在(原則として)写真撮影は禁止となっている。以前は「写真を撮られる場合は声をかけて下さい」との事だったが、ルールが変わっているので注意の事。

 詳しい理由については私からは書かないが、要は「お店とお客との信頼関係」って事だ。ご主人と話しをして、サイトやblogでラーメンや写真を紹介すると言う行為について、改めて自覚しなきゃなと思った次第。この写真は、きちんと許可を貰ってご主人の厚意で撮らせてもらい、掲載の許諾もいただいた物である。
posted by しう at 22:42| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ラーメン食べ歩き【神奈川県】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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