注文は「カレーラーメン(800円)」でメニューにもそう書いてあるが、お店の人は「カレーそば」と呼んでいた。

これまでの二軒がスープそのものにカレーを完全に合わせてと異なり、通常の中華そばにカレールウをかけたタイプだ。このルウが明るい黄色で、またこってりしたコクをラーメンに加えている。麺は中細ストレート。ここまで三軒(大黒亭も含めると4軒)カレーラーメンの老舗を食べたが、杭州飯店に代表される燕三条背脂系とは全く違うタイプだ。背脂系とは別に、燕三条カレーラーメンも定義する必要があるのかも。
食べ終えて、ちょっと話を聞いたら、ここの先代が東京は向島で中華料理を習って来たとか。「大黒亭」の先代も浅草で修行したと聞いたし、「燕三条カレーラーメンのルーツは東京にあり」とかだったら、ちょっと面白いかも。