コラボ品「2号冷やしラァメン」は、作るのにかなり手間がかかるみたいだ。単純に考えても麺を冷やす工程が加わる上、普段は入れていない5〜6種類の薬味や香味野菜を使い、最後にグレープフルーツの皮を香り付けに絞っている。同時に何杯か出れば一度に作れるからともかく、温かい通常品と交互とかになったら一杯ずつ作らざるを得ず、結構時間はかかりそうだ。

さて、出てきたラーメンは、普段の「2号」よりやや醤油の色が濃いかな? 冷えたスープを飲むと、鶏の旨味がしっかりあって美味いが、醤油のしょっぱさもやや強い感じ。通常の「2号」でまろやかさと甘味を担当する鶏油は冷やすと固まるから、あまり沢山は投入出来ないのかな。
そうは言っても充分旨味のあるスープにミョウガやネギを始め何種類かの野菜が加わり、清涼感は充分。冬瓜も涼味を出している。冷やした麺は歯ごたえが出て、温かい時より多少ジャンクっぽい、よりラーメンぽい印象になる。
個人的な好みからすれば多少調整の余地はあるかもだが、さすがにきっちりと仕上げてきたなあと言う感じだ。こういう限定品に関して、嶋崎店主は提供期間中にどんどん調整を施していく場合が多いから、この品ももう一度くらいは食べておかないとなあ。