
とろっとした豚骨スープは確かに濃厚だが匂いは少ない。昨日今日と、関西の濃厚な豚骨ベースのスープを何軒か食べたが、いずれも匂いはかなり抑え気味。これが関西の好みなのかな。そして、スープを飲むと口内に残る旨味と甘味。決して嫌みではなく、かと行って無用に上品でもなく、「ラーメンうまいなあ」と思えるバランスだ。
麺は大阪でよく見られるタイプ。具材の主役は厚切りのチャーシューかな。大きめで甘めの味付けで、とろとろに煮込んであってボリューム感がある。
全体的に、凝った作りではないが、判りやすく美味しく食べやすいラーメンだった。ここ4〜5年、首都圏のブームを後追いする形で大阪や兵庫でも大きなムーブメントが起きてるけど、そんな大阪のラーメンブームが来る前からこういう店があったとするなら、単に知られていなかっただけで、大阪にも昔から規模は小さかったかも知れないけど、ちゃんとしたラーメン文化があったって事なんだろうかな。