試食会とかプレオープン、レセプションなどでお店に行く事はしばしばあるが、今回の「凪」の場合はそれらより更に前段階なのかな。試運転とか予行演習によって出て来る試作品を提供する。だから、店主blogによると「もちろん味のブレは絶大」だそう(^_^;)。一般的なお客さん向けではなく、この店に興味があり、「一軒の店が立ち上がり、成長し、いっちょまえのラーメンを出せるようになる過程」を見たい人向けの試作品提供と私は解釈した。うーむ、開店前からファンを掴んでいる店ならではでの作戦だなあ。おもしろい。
さて、「武骨」を食べた後に向かう。大雑把な方向は「すずらん」に行くつもりで六本木通りを登り、右折せずに通過。そのまま渋谷三丁目交差点を右折してすぐと言う感じ。渋谷とは言え人通りの少ないコースで、雷雨の中を歩くには少々ビビる場所だ(^_^;)。19:30頃到着すると、既に10人近い人が店内で談笑している。顔見知りや、blogなどで知った名前が多い。初対面の人のが多かったが、いろいろと話が出来て楽しかった。
さて、試作品のラーメン(500円)を注文。

濃厚に白濁したスープに細麺だから、基本スタイルは博多ラーメンに近い。具材はチャーシュー、ネギみじん切り、ちょっと珍しいニンニクの芽。ニンニクの芽は「凪」の得意技だ。さてまずスープから。うむ、あまり美味しくない(^_^;)。
ダシ自体の香りは良いと思う。臭すぎず、かと言って大人しすぎず、雑味の少ないクリーミーな感じは、下処理を丁寧にしたのかなと思わせる。ただ、旨味が足りない。豚骨からの旨味抽出が不十分なのかな。加えてタレが弱いようで、醤油の香ばしさと塩分が弱い。
麺も、ちょっとスープの絡みが弱いかなあ。トロミはそこそこあるんでもーちょっと乗ってきてもいいんだけど。
これらを正直に店主に告げると、まぁやはり大体織り込み済みのようで【笑】。引き渡しからこれまで手作りで内装を仕上げてきて、昨日始めて新厨房でスープを取ったと言う。スタッフも設備も寸胴も、やっと慣らし運転に入った段階だから、ラーメンの完成度が低い……と言うか、調整の余地がいっぱいあるのは当たり前。ここから本営業に向けてどう作り上げていくのかが楽しみだ。
その後も少しお話してから、20時少し過ぎに離脱。雨脚はますます強く、渋谷駅までが結構大変だった。
東京都渋谷区東1-3-1カミニート1F
03-3499-0390 19:00〜22:00予(売り切れ終い有り)
※試運転の為、早じまい、臨休あり。電話確認が無難。
凪はこれからまた進化していくと思います。
また、どこかで会ったときには、よろしくお願いします。
昨日はどもでした。TB返しもありがとうござい
ます。
そうですね、言うまでもなく昨日のラーメンを
出発点にどんどん美味しくなるでしょう。その
スタートを見る為に昨日は行ったような物です。
ほんとに楽しみですねー。